京都を拠点に国内そしてヨーロッパ各地の
劇場、客船、廃墟、寺院、美術館など
サイトスペクティブな趣深き様々な場所で
異国対岸の響きを運ぶ旋律を奏で続ける
コントラバス&アコーディオンデュオ
mama!milk。

海外では「Japanese New Exotica」とも評され、
近年は台湾での演奏会や、
ウズベキスタンへ創作随想の旅など、
アジア、東欧、中東に及ぶ更なるトラベローグを経て、
対岸から対岸へと結ばれた
眺望が等しく共鳴し合う楽曲を連想させる。

それは既に娯楽性を越えて、
洋の東西異なる宗教と宗教の相対する価値を
普遍的に繋ぐ音を表現している様であり、
中でも楽曲「An Ode」は潜在的ルーツの奥深くで
解け合う象徴的レクイエムであるかの如く、
演奏中に観客席の中に涙を流す方の姿を幾度となく見守りながら、
今彼らの演奏は鎮魂のピースメッセージ(Peace Ambassador)
という佇まいをも纏いはじめている。

東シナ海と大和の大陸を結ぶ島
ここ沖縄で
またとない特別な一夜に
親密に深く刻む
優美で艶やかな演奏の折々を
どうぞ存分にご堪能下さい。

・・・・・栄徳 篤（cello 店主）